前回のお話はこちら。
明日を楽しくするために、あなたが作り上げるべき仕組み【アシタノツール&テクニックVol.1】 « 4コマでわかる!ITのこと
さて、物語は十数年前に遡ります。
少年時代
僕は絵を描くことが大好きな少年でした。
一番好きな科目は図工や美術。
休み時間はおろか、授業中やテストの時間にもコッソリ絵を描いているような少年でした。
もちろん家でもひたすら絵を描いていました。
時には、100枚ノート15冊分にもわたる漫画を描き上げたりもしました。
ちなみに今その作品は、電子化してiPadに忍ばせてあります。
スキャン代行業者に書籍ではなくノートのスキャンを頼んでみた « 4コマでわかる!ITのこと
夢を忘れた日
しかし、いつ頃からだったでしょう。
そんな趣味を持っているということを、人に言うのを恥ずかしく感じるようになってきました。
しっかりと技術を学んだわけではありませんから就職に役立つようなスキルではありません。
もちろん女の子にもモテません。
そうして僕は、いつしか漫画を描くことを一切やめてしまったのです。
安定した日々
時は流れ、僕は大人になりました。
サラリーマンとして働くようになり、安定した仕事や収入を得ることができるようになっていました。
あの頃漫画という趣味のせいでモテなかった僕も、かわいい奥さんと娘たちに囲まれ、幸せな生活を送ることができていました。
僕はいわゆる、リア充でした。
思い通りにいかない日々
しかし、仕事に追われる毎日が続きました。
忙しさのあまりミスも多発し、悪循環するように残業続きの毎日です。
やりたいことができず、ストレスや苛立ちが募っていくのを感じました。
いえ、いざ時間ができたところで何をするというわけでもないのです。
気がつけば、何をしたのか思い出せないような一週間が終わっていく。
そんな日々が続きました。
何もできないことを、僕は忙しさのせいにしているだけだ。
そんなことにも気付きながらも、何も変われない自分が嫌で仕方ありませんでした。
1冊の本との出会い
それでもなんとか自分を変えたくて、ビジネス書や自己啓発書の類を読み漁りました。
しかし、何冊読んでも何も変わりません。
こんなに本を読んでいるのに変われないなんて、僕はなんて意志の弱い男なんだろう。
そんなふうに虚しさだけが募っていきました。
しかしそれでも読み続けた中で、ある一冊の本と出会いました。
それは、「夢をかなえるゾウ」という本でした。
この本の中の、ある一文に僕は強い衝撃を受けたのです。
それは、「意識ではなく、環境を変える」というものでした。
ショックでした。
僕は今まで意識を変えよう変えようと躍起になっていたのに、実は変えるべきものを間違っていたわけですから。
続きはこちら
意識ではなく環境を変えることの意味と方法【アシタノツール&テクニックVol.3】 « 4コマでわかる!ITのこと