「書籍の“自炊”代行は複製権侵害」出版社7社と作家122人が業者に質問状
スキャン代行業者の存在が危ぶまれていますが、個人的には割と肯定派です。
持っている全ての本を電子書籍化したいわけではないけど、数冊はそのような形にしたい本もある。
しかしその数冊のために、裁断機+ScanSnapという安くない金額のお金と設置場所を確保するのはなかなか家庭の中ではやりにくいものです。
そんな中、スキャン代行業者というのは非常に助かる存在でした。
たまにスキャンしたいものがあったら、それを送付するだけで1冊100円程度で電子書籍の形で返してくれる。
その手軽さがとてもいいなぁと思ったのです。
そんな僕が以前実際にスキャン代行業者にお願いしてスキャンしてもらったのは書籍ではなく、ノート。
約3400ページのノートをスキャンしてもらった
僕は子供の頃から趣味で漫画を描くのが好きでした。
と言っても画材などを使ってちゃんと描いてたわけではなく、コクヨなどのA4の100枚ノートに鉛筆などで描いてただけ。
そのようにして中学~高校くらいの間で描いたのがこれ。
100枚ノート×17冊。
これだけの量ですから、狭い家の収納の結構なスペースを埋めてしまいます。
また、たまに自分で読み直したくなるのですが妻や子供のいるところではちょっと恥ずかしくて読みにくいです(笑)。
何より、このままだとノートは劣化するばかりです。
すでに数年の月日を経る中で、だいぶ焼けたり破れかけたりしてきています。
少年時代の思い出であり財産ともいえるこのノートを、このまま朽ちさせて捨てる羽目になるのは避けたいと思いました。
というわけで、スキャン代行業者にこれらをPDF化してもらうことを思いついたのです。
スキャン代行業者選定
スキャン代行業者は沢山ありましたが、そのほとんどがノートのスキャンについての詳細をサイトに書いてはいませんでした。
なので、まず10社ほどに絞り込んでから各社に以下の質問をしてみました。
- 書籍ではなくノートのスキャンは可能か?
- 破れたりテープで止めているページがあるがスキャン可能か?
- スキャン不可能なページは、返却してもらうことは可能か?
回答は、「無理です」というところもあれば「できますできます」というところも。
ノートの状態を見てないのに簡単に「できます」って言われるのもかえって不安なんだけどな。
というわけで、結局「最善を尽くします」という回答をしてくれたスキャン×BANKさんに今回は決めました。
スキャン結果
各社いろんな提供方法があるようですが、今回はサイトからダウンロードする方式での受け取りでした。
で、出来上がってきたものは……
厨二病炸裂w
もうこれ、見られたら恥ずかしいものの5本の指に入るくらいのものです。
もう怖いものないですよ。
とまぁこのような出来映えでしたが、大満足の結果です!
iPhoneではGoodReaderを利用して見てみたのですが、全然読めます。
ホントにこのような形にして良かったと思っています。
みなさんも書籍に限らず、ぜひ手帳やノートなどをスキャンしてみてはいかがでしょうか。
世界に一つだけの電子書籍が出来上がりますよ!