2分以内にできることはすぐやる「2分ルール」をやめた3つの理由

タスク管理・時間管理

岡野純(@jun0424)です。

「2分ルール」をご存知でしょうか?
2分以内に終わるタスクであればその場で即やってしまおうという仕事のルールで、GTD(Getting Things Done)仕事術の中に出てくる概念です。

小さな仕事をどんどん片付けることができるので、僕自身かなり意識して実践していた時期もあります。
拙著『マンガでわかる!幼稚園児でもできた!!タスク管理超入門』の中でも描かせていただきました。


ただ、今現在はというと、僕はこの2分ルールを採用していません
すぐできそうなことであっても、必ずしもすぐ手をつけるべきではないと思うようになりました。
その理由は、主に以下の3つです。

1.2分は0分ではない

タスクシュート時間術を使っていると痛感するのですが、たとえ2分で終わることであっても、それを受け入れることでその後の1日の予定が変わってきます。
たとえば○時からの会議や、○時○分の電車に間に合わなくなるということが大いにありえます。

2分は短い時間に思えますが、決して0分ではありません。
当然ながら時間を要することであり、その後の予定が少なくとも2分ずつズラされることになります。

2.2分も積もれば山となる

2分ルールを実践していると、1日の中で2分以内に終わるタスクに気づくたびに都度都度対処することになります。
やってみると分かりますが、1日の中でその機会は1度や2度ではなく、実際には数十回訪れます。

たとえば会社勤めしていると、1日にメールを少なくとも20〜30通受信するケースは少なくありません。
もしそのメールそれぞれへの返信が2分以内に終わると考え、その都度即返信したとすると、トータル40分〜1時間要することになります。

するとさすがに残業になったり、本来やるべきだった仕事が代わりに先送りされたりといった事態を免れません。

3.本当に2分で終わるとは限らない

2分で終わると思っていたことも、実際に2分で終わるとは限りません。
やり始めてみたら全然2分じゃ終わらず、かといって途中でやめるのも気持ちが悪いので結局30分かけてしまったということも十分にあり得ます。

書き留めていつやるかを決めてからやるほうがいい

2分ルールをやめてどうしているかというと、とりあえずその場はタスクをリストに書き留めるだけにしました。

2分ルールが良いとされるのは、「リストに書く手間よりも実行したほうが早い」とされるからです。
しかし実際はリストに書くのにかかる時間はせいぜい数秒程度であり2分は絶対にかからないので、「実行したほうが早い」ということにはなりません。

まずはリストに書き留め、改めていつやるかを決めてから(予定に組み込んでから)やる。
そのほうが結果的に予定を大きく崩さずに済みます。

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