スキマ時間を活用するには
じっくりと作業に取り組む時間がなかなか取れないときはいわゆる「スキマ時間やムダ時間の活用」をしたくなります。
が、しかし、実際は「スキマ時間」や「ムダ時間」というのはほとんど存在しないんですよね。
そんな中で「時間をうまく活用したい」という場合においては、「タスクの分解とコンテキスト」という考え方が僕の中で非常に役立っています。
タスクの分解とは
例えば「やる気クエスト執筆」というタスクが僕のタスクリストにあったとしたら、これはいつまでもタスクリストに居座り続ける可能性があります。
まず何をすればいいかが分かりにくいですし、とても一朝一夕で終わる作業ではないのでいつまでも完了できずにモチベーションが下がったりするからです。
そこで、このタスクをもう少し分解してあげます。
例えば「やる気クエスト第10話執筆」…いや、もっと分解して「第10話のプロットを書く」「第10話のコマ割りをする」「第10話の線画を描く」「第10話の色を塗る」「第10話のセリフを入れる」というような感じです。
するとそれぞれのタスクの具体的アクションが明確になるのでハードルが下がりますし、チェックがつけやすくなるので結果としてタスクの完了率が上がっていきます。
タスクのコンテキストとは
さらに、タスクを分解することで「コンテキスト別に作業できるようになる」というメリットもあります。
コンテキストとは、そのタスクを行うことができる「状況」を意味します。
たとえば「第10話の線画を描く」というタスクは「自宅でPCで」というようなコンテキストを、反面「第10話のプロットを書く」というタスクは「出先でiPhoneで」というコンテキストを割り当てられそうです。
これが分かっていれば、たとえば「今週は移動が多いからPCで作業する時間はなかなか無いな〜」という場合においても、「出先でiPhoneで」というコンテキストが割り当てられたタスクであれば進めることができます。
そんなわけでこの1週間の「やる気クエスト」の進捗状況ですが、プロット作成に専念したのでした!
先週まで苦戦していた第10話「やる気に関するひとつの答え」のプロットに加え、第11話「やる気の勝利と暗雲」のプロットまで一気に書き上げることができました。
たまに、せっかくPCに向かう時間があってもプロットが出来ていないせいで漫画描きが進まない…ということがあるので、こうしてプロットが進むだけでものちの自分にとっては非常に助かるんですよね。
これができるのは「タスクの分解とコンテキスト」のおかげですね。
分解とコンテキストについては、下記拙著でもわかりやすく書いてますのでぜひご覧になってみて下さい!
そして「やる気クエスト」第1巻、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
Posted from するぷろ for iOS.