「ジャンプ流!」を買ってみて感じた、これからの漫画家にとっての脅威と可能性

セルフブランディング

週刊少年ジャンプの作家を特集したDVD付分冊マンガ講座雑誌「ジャンプ流!」創刊号を買ってみました。

作画風景などを収録したDVD、カラーイラスト複製原画、小冊子、漫画の模写用紙などが同梱されています。
今号は創刊号なので特別に描き下ろし複製サインも。

ひととおり中身を見た感想としては、漫画描きの参考になるかどうかは微妙なところ(僕がデジタル派だからかもしれません)。
ただ、好きな漫画家が絵を描いているところをライブで見れたり、裏話などの生の声を聞くのはめちゃくちゃ面白いです。

コンテンツ化できるのは漫画作品だけではない

これを見て改めて思ったことがふたつあります。
ひとつは「漫画家がコンテンツ化できるのは、漫画作品そのものだけではない」ということ。

「漫勉」のときにも感じたことですね。

「漫勉」は非常に好評で3月に新シリーズが放送される予定ですし、「ジャンプ流!」もAmazonでたびたび品切れになっているようです。

やはり漫画家は漫画そのものだけじゃなく、制作の過程や環境などにも価値を感じてもらえる可能性があるということを再認識しました。

プロが作品以外をコンテンツ化し始めたという脅威

もうひとつ感じたこと。
作品そのもの以外をコンテンツとして付加価値化することで差別化、オリジナリティ化を図ろうとしていた「これからの漫画家」にとって、超有名なプロ漫画家がこういうことをやり始めたのは脅威かもしれない、ということです。

この「ジャンプ流!」が発刊されると知ったとき、「いよいよジャンプがこういうことをやり出したかー」と思ったのが正直な第一印象だったんですよね。
まぁ、単純に「バクマン!」映画化などからの流れかもしれませんが、「漫勉」を観た時も「やられたなー」と思いましたし。

今の自分にしかできないこともある

ただし、あまり悲観はしてないです。
超有名プロ漫画家がそういうことをやった時にはもちろん、「超有名プロがやっている」ことに価値があります。
ですが「これからの漫画家」がそういうことをやった時には「いまは未熟な人がやっている」ことに価値があるからです。

ほかにも「会社勤めしながらそういうことをやっている」「子育てしながらそういうことをやっている」という場合にも、それぞれの価値があるわけです。

もちろん甘んじてはいられないかもしれませんが、僕は今の僕にできることをやっていこうと思います!

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