たとえば漫画家になりたいという夢を持ったなら、何をもって「夢が叶った」と言えるのでしょうか。
普通に考えれば「雑誌で連載が決まった!」とか「本を出すことになった!」となって、初めて夢が叶ったのだと思われるかもしれません。
だけど、最近よく思い出すのです。
僕が大人になって再び漫画家を志したとき、漫画を描くための道具を調べて少しずつ買い集めたり、Twitterやブログで絵を公開し始めただけで日々の見え方がガラッと変わっていったことを。
そう考えると、夢はもしかしたら旅行のようなものなのかもしれません。
目的地にたどり着くことだけではなく、そのための計画や準備、旅路もひっくるめてワクワク楽しめる。
ゲーテの言葉に「人が旅をする目的は到着ではない。旅をすることそのものが旅なのだ」というものがありますが、夢も実は同じなのではないでしょうか。
そうなると大切なのは、まずは「旅行に行く」と決めること(「目的地を決めること」とは違うことに注意ですね)。
そしてそのためのアクションを起こし始めること。
特にマイクロ漫画家としては、これがすなわち「夢が叶った」状態なのかもしれませんね。
Posted from するぷろ for iOS.