前回のお話はこちら。
幼稚園児×NUBoardに学ぶタスク管理のはじめかた(1) | 純コミックス
幼稚園児の娘にもタスク管理を適用できるかもしれない。
そのタスク管理の基本は「書き出すこと」。
次に考えたのは、「じゃあ、どこに書き出すか?」
つまり、タスク管理をするためのツールはどうするか?です。
僕自身は普段、Toodledoというウェブサービス型のタスク管理ツールを使っています。
しかしさすがに5歳の子供に、デジタルツールでのタスク管理は厳しいでしょう。
じゃあシンプルなアナログツールで‥と考えて思い付いたのが、ホワイトボードです。
ホワイトボードであれば見やすいし、繰り返し使えそうだと考えました。
というわけでさっそく100円ショップでホワイトボードを買ってきて、娘のタスクを書き出してみました。
しかし、これがどうにもうまくいきません。
その理由は「タスク項目をいちいち書き直さなくてはいけないから」でした。
幼稚園の準備というのはいわゆる毎日のルーチンタスクなので、タスク項目を毎日使い回したいのです。
ですからチェックマークだけ消したいのですが、どうしてもタスク項目まで消してしまう。
で、タスク項目をまた書き直す。
これが思ったより面倒でした。
面倒な方法というのは、まずなかなか習慣化できないものです。
ホワイトボードという発想は悪くないはず‥。
でも、もっとより簡単に続ける方法はないだろうか?
つまりタスク項目は使い回しが効いて、毎日チェックマークだけを書いたり消したりすることがアナログツールでできれば‥。
そこまで考えて、ハッとしました。
そういえばまさにそんなことが可能そうなアナログツールがある、ということを思い出したのです。
それが、「NUboard(ヌーボード)」という文房具でした。
NUBoardというのはいわゆるノート型のホワイトボードです。
やまもとさをんさん(@sawonya)のブログで以前拝見したことがありました。
いつでもどこでも使えるノートタイプのホワイトボード「NUboard (ヌーボード)」がすごい5つのワケ【マインドマップ1年生!】
普通のホワイトボードとの大きな違いは、ホワイトボードの上に透明なシートが重なった2層のレイヤー式になっているということです。
つまり、下の層(ホワイトボード部分)にタスク項目を。
上の層(透明シート部分)にチェックマークを書くようにすれば、タスク項目を消さずにチェックマークだけ消す、ということが実現できます。
これにより「決して面倒でない、繰り返しタスクの管理」の仕組みを作ることができました。
ところでお気づきでしょうか。
今回の「タスク管理」では、繰り返し項目‥つまりルーチンタスクを書き出しています。
ここがいわゆるToDo管理とのひとつの違いとも言えるかもしれません。
多くの人は自分のToDoリストを「特別な仕事のリスト」だと捉えています。
しかし、メールチェックや勤務表の入力など‥日々の単純なルーチンこそを管理することで、トータル的に時間を作り出すことが可能となるのです。
というわけで、タスク管理のはじめかたその1は「ルーチンをリスト化する」です。
これにより、娘が抱いていたであろう悩みのひとつ「何していいか分からない」を解決させることができました。