「マンガ脳」を鍛えるための5つの考え方

絵を描く


あらゆることについて「マンガにできないだろうか?」と考え、それを呼吸するようにアウトプットし続ける。
そんなことができたなら、どんな日常でも楽しくなる気がしませんか?

それをなし得るために必要なのが、自分の中の「マンガ脳」。
そんなマンガ脳の鍛えかたを、プロ漫画家たちが惜しげもなく公開してくれているのがこちらの本です(岡野純のほしい物リストからプレゼントしていただきました!ありがとうございました!)。

今回はこの中から、5つに厳選した「マンガ脳の鍛えかた」をご紹介します。

何でも「謎」にしてみる

「何でもいいんですよ。食事の時になぜこの人はみそ汁からいくんだろう。なぜたい焼きを頭から食べるんだろう…みんなと、そういう議論をしたいんですよね。(中略)だから何でも謎に”してみる”っていうことかなぁ」

「ジョジョの奇妙な冒険」などの荒木飛呂彦さんの言葉です。
何に対しても疑問を持ってみて、そこに至るまでのストーリーを想像してみるだけで漫画ってできちゃうんですよね。

異端なことをやる

「こいつ何描いてるか全然わかんないとか、少年誌向きじゃないとか、編集者からもいろいろなことを言われましたね。でも、それに負けちゃだめなんです。そのままやり続けるんですよ。ここは誰も踏んでいない場所だと、信じて踏み続けるしかない」

こちらも同じく荒木飛呂彦さん。
リミッターを外すつもりで自分の世界観を追求し続けることの重要性はこちらの記事でも書きました。

虎の巻をつくる

勉強を元に作ったという、手書きの「虎の巻」を見せてもらった。スケッチブックほどの大きなファイルにカラフルなペンでびっしりと書き込みがしてある。ストーリー作りの基本や自ら発見した法則が、チャート、図などを使って丹念に解説されている。

「ナルト」の岸本 斉史さんのエピソード。
僕もマンガを描くときの作品情報や資料などはEvernoteにまとめていますが、こんなふうにもっと作りこんでみたいですね。

自分の役割を決める

「ほった先生のネームが、もう本当におもしろくて、ひれ伏したというか。それまではどこかで自分の作家性みたいなものも出した方がいいのでは、と考えていたんですけど、そういうものは必要ないんだ、と思った。(中略)おもしろく見せる絵を描くのが自分の役割だ、と思いました」

「デスノート」「バクマン」などの小畑健さんの、「ヒカルの碁」の時のエピソード。
小畑さんは「全部を自分でやろうとしなくていい」ということに気付いて初めて、ご自身の本領を発揮できたのかもしれません。

僕も自分の能力は、すでにあるものを「漫画化」することだと思っているので、そのネタ元は必ずしも自分で作らなくていいと考えるようにしています。

新しいことを試し続ける

「一度人気が出たら惰性でそのままの状態を続けていけばいい、と錯覚してしまう人もいるかもしれない。でもそうなった時点で、それはもう保持ではなくて”後退”なんです。同じものを出すということは、古いものを出すのと、同じことです」

最後は「ONE PIECE」の尾田栄一郎さん。
美味しいラーメン屋は実はちょっとずつ味を変え続けているという話を聞いたことがありますが、「保持すること」=「新しいものを出し続けること」というのは目から鱗でした。

このあたりは一度本が売れたりすると陥ってしまいがちなので、肝に銘じておきたいと思います。

以上、自分の中のマンガ脳を鍛えるための5つの考えかたでした!

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