漫画を描く制作過程もコンテンツになり得ると「浦沢直樹の漫勉」を観て確信した話

アウトプットの巻


NHKで「浦沢直樹の漫勉」というテレビ番組があります。
「MONSTER」や「20世紀少年」でおなじみの漫画家・浦沢直樹さんが、毎回ゲスト漫画家と実際の執筆映像を見ながらお互いの制作手法について語り合うドキュメンタリー番組です。

先月シーズン1が終わったので今は放送していないんだけど、また来年3月からシーズン2が始まる予定のようです。
上記サイト内で動画の一部が観れたり、YouTubeでもあったりするのでご存じなかった方はぜひちょっとご覧になってみてください。

個人的に、この番組は非常に衝撃的でした。
僕が言うのもおこがましいですが、これはやられたなーと。

番組中で浦沢さん自身「漫画家のこの壮絶な作業を、今まで誰も見ていなかった」とおっしゃってました。
本当にそのとおりで、この映像は今までの漫画家も持っていたはずなのに出してこなかった、非常に強力なコンテンツです。
もちろん浦沢直樹さんレベルの人がやるから意味が大きいというのはもちろんあるんだけど、アイデアとしてはこれぞまさに漫画家にとっての「ライブ」です。

好きなアーティストのレコーディング風景がTVやDVDで観れたら、観る人は観ますよね。
そういう「未完成のもの」「完成までの過程」にも間違いなく大きな魅力や価値があるということです。

にもかかわらず、そういうことのオープン化やアウトプットを今までのほとんどの漫画家はやってきていません。
「未完成品」や「過程」をオープンにするのが格好悪いと思っていたのか、それとも価値が有ることに気づいていなかっただけなのか、価値があると気付きながら時間や機会に恵まれなかったのか。

でもこれ本当に、インディーズな絵描きや漫画家がやっても十分に面白そうですよね。
youtubeか、リアルイベントで実現させてみたいです。

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