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ブログでの情報の伝え方に思い悩んでいた私が出会ったのがこの本です。
人が情報を得ようとするとき、これまではテレビや新聞を見ていれば十分でした。
しかし、そこで得ていた情報は果たして「正しい事実」だったのでしょうか?
新聞は一種類ではありません。
同じ事実であっても各紙によって書き方が違うことがままあります。
テレビもまた然りです。
そこで私たちはどうしていたか?
信用できる、あるいは好みの新聞やチャンネルを「選択」して情報を得ていたのです。
そうして、世の中のある程度の事実を把握しようとしていたのです。
今まではそれで良かった。
しかし現代、そう簡単にはいかない時代がやってきました。
インターネットの普及により、テレビや新聞だけの時代では考えられなかった量の情報が、世界に溢れるようになりました。
この世界で一体何人の人が、Googleやソーシャルメディアを駆使して思うように情報を手に入れることができるでしょうか。
あるひとつの情報を求める人達が集まり存在している場所を「ビオトープ」と、佐々木俊尚さんの本の中では表現されています。
ビオトープはオンラインとオフラインの世界を跨ぎながら、無数に生まれては消えて、を繰り返しています。
漂うビオトープの中の人たちは、自分に必要な情報がどこにいけば手に入るのかわからない状態です。
自分にとって必要な情報を、自分にとって分かりやすく伝えてくれる「人」を求めるのです。
彼らが与えてくれる情報は、もしかしたら正確な事実とは少し異なるものかもしれません。
ですが、新聞やテレビが今まで与えてくれていた情報でさえ、それが正確な事実だと言う保証はどこにもないのです。
であればビオトープの中の人達は、大変な思いをしてその事実の真贋を見極めるようとするよりも、それを伝えてくれる人に「共感できるか」を重要視するようになります。
これはつまり、「何を言うか」ではなく、「誰がどう言うか」のほうが重要になってきているということです。
コンテンツそのものではなく、人に重きを置いて情報を得る時代。
これが「キュレーションの時代」です。
▼実際のスライドはコチラ
4コマでわかる!キュレーションのススメ #tokyohack010 by jun okano on Prezi